お墓のこと
2024年5月19日日曜日まちのこと
▼私の先祖は江戸時代以降からずっと「長沢」という集落で暮らしてきました。それ以前はいまの三塚町や上面のあたりに砦を3つ構えていたようですが、戦国時代に戦いに敗れ女子供が長い沢のある沼地に落ち延びてきて開拓して暮らし始めたのが長沢町の起源だと聞いています。ちなみに、3つの砦があった三塚や上面は現在では「三城」地区と呼ばれています。
▼さて、その長沢町で父は生まれましたが23歳で独立し今のところに移り住んできました。そのため私は長沢町生まれではありません。大垣市の方はよくご存じですが、市内に種田性の多い庁内として長沢町と東前があるのですが、幼いころからよく「まさかつくんは、長沢の種田?東前の種田?」とよく聞かれたものでした。小学生のころはよくわからないので「二葉町の種田」と答えていました。
▼さて、昨年父が他界しお寺やお墓に行く機会が増えてきました。毎月の月命日にはお墓に行きお花を取り替えたりするのですが、自分のお墓やその周りだけきれいにして帰りますが、墓地の管理は地元に住み続けているみなさん方が当番制でやっておられるとのことで、いつもありがたいと言うか申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
▼そんなおり昨日、長沢自治会長(やはり種田さん)と話していたら、墓地にあるお墓のうち3分の1は管理者不明だというのです。お寺でも調べて東京やら大阪などに子孫が住んでいることを突き止め連絡すると、「どこに連絡したら良いかわからず困っていた。墓じまいをしたい。」などの相談を受けるとのことでした。
▼私の記憶によると、現在の墓地は40年ぐらい前に整地してきれいになったのですが、それからこんなにも所有者がわからなくなっていることに驚きました。今後は、町外に住んでいる人も含めて「墓地管理組合」を組織し管理していきたいとのことでした。もちろん、私も組合に加入させていただき先祖のお墓を守っていきたいと考えています。