News・Blog

小学校卒業式で思ったこと

2024年3月25日月曜日雑感

▼本日、大垣市内の小学校において卒業式が挙行されました。私も息子の卒業式に参加させていただきました。
▼昨年までの3年間は、保護者も1人限定での出席で、在校生や来賓などはいない寂しい卒業式でしたが、今年はそれまで通りの卒業式となりました?
▼わが校は114人が卒業し、それぞれが選んだ中学校に進学します。大きく言うと、南中、東中、江並中の順で多く、そのほかに岐阜や愛知県内の私立中学、それと保護者の方の転勤等により県外の中学校に進学する子たちとなります。
▼卒業式は、国歌斉唱のあと、ひとりひとりが壇上で校長から卒業証書を受け取り、校長式辞、来賓祝辞のあと、校歌斉唱して退場という流れでした。それなりに良い卒業式ではあったものの、何か足りないと思いました。そうです。卒業生の言葉、在校生の言葉、記念合唱がなかったのです。これを無くしたのはなぜでしょうか。校長に聞きました。卒業証書をひとりひとりに渡すために省いたとのことでした。理由になるのでしょうか。よくわかりません。
▼私は、昨年度まで2年間、PTA会長をしておりました。息子が小学校入学の時からPTA役員を務めておりましたが、会長についてはその器ではないと思いお断りしてきましたが、前会長の意中の人が断られたために私にとのことでどうしたものかと迷いましたが、祖父から4代続けての安井小学校卒業生として、そして息子が6年生のときに創立130周年を迎えるということもあり引く受けることにしました。
 しかし、引く受けたら苦難の連続でした。コロナということもあったのですが、働き方改革の名のもとに、修学旅行、運動会、社会見学、太鼓隊などを廃止または見直すと学校側が言い出しました。県の教育長もそういっているとも言われました(本当かなあ?)。もちろん、私としては反対ですし地元自治会長などにお尋ねしても当然異を唱えられました。学校評議員としても意見をいわせていただきましたが、すると学校評議員を解雇されました。保護者の代表であるPTA会長が学校評議員を解雇されるということは前例はあるのでしょうか。今をもって???です。ちなみに、130周年記念事業については、私が会長在職中に「130周年記念事業実行委員会」を立ち上げました。委員長に連合自治会長、副委員長に小学校後援会長を置き、PTA会長の私が事務局となり企画運営をすることになっていましたが、今年度、私がPTA会長を辞任したあと、当該委員会を開くことなく学校だけで企画し開催されました。式典当日は連合自治会としては別の行事が予定されており当然自治会長らは出席することはできませんでした(当日は市民会館の件で、私も自治会長も要望活動のために市役所で市長に面会する日だったのです)。
▼それで何が言いたいかというと、連合自治会長も後援会長もみなさん安井小学校の卒業生です。もちろん私も卒業生です。公立の小学校というのは地域の学校、みんなの学校、おらの学校だと考えています。ですから地域にオープンにして地域に親しまれる学校にすべきだと思います。それが、いまはどう見ても、先生たちのもの、先生たちの学校となってしまっているような気がしてならないのです。先生というと語弊がありますのでトップといった方が良いのかも知れませんが、、、。保護者はこどもをいわば人質に取られているのであまり意見を言う人はいません(5年間PTAとして見てきましたがそんな感じです)。いずれにしても、こういった大事なことを地域に相談することなく決めるのは良くない。ましてや毎月、トップご本人は自治会長会議に出席しているのだから何度でもいう機会はあったはずです。私も毎月会議に出席していますがトップの方からそんな話は聞いたことがありません。130周年はこれまでの130年間の1年1年の積み重ねです。たまたま130年にあたる年に在学していた先生や保護者だけで勝手に決めてやって良いというものではないと思いますがいかがでしょうか。私であれば、これまでの卒業生や先生方、もちろん地域の皆様などにも声をかけてみんなで喜びを分かち合うものを企画したと思います。
▼本日の卒業式で、PTA会長を辞任してから実に1年ぶりに体育館に足を踏み入れました。そして卒業式の内容をみてあいかわらず変わらないなあと感じました。安井小学校は公立小学校です。もし、自分の思いのままの学校運営を貫き通したければ、思い切ってご自分で私立〇〇学園とご自分の名前を冠した学校法人を立ち上げればと思いますがいかがでしょうか。学校教育法で強力な権限を与えられているかも知れませんが、トップの方は数年したらいなくなるいわば風のひとです。われわれはこれまでもこれからもずっと安井で暮らしていく土の人です。風の人に大切なおらが学校をそこまでかき回して欲しくはありません。
▼辛辣なことを述べましたが、息子を6年間育ててくれた安井小学校ならびにお世話になった先生方にはとても感謝しております。心からそう思っています。
来年度以降は地域の人たちから親しまれる学校に生まれ変われることを願っております。そしてきっと素晴らしい学校になると信じております!

記事一覧

コンテンツを表示するにはJavaScriptを有効にしてください。