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大垣市民会館ファイナルコンサート

2024年3月23日土曜日まちのこと

▼本日、大垣市民会館ファイナルコンサートが開催されました。
最後のステージを飾るのは、石井竜也さん、私たちの世代では米米CLUBのカールスモーキー石井といった方が分かりやすいかもしれません。
開場前から多くの方が入口に列をなし開場は今か今かと待っておられました。
▼さて、市民会館は昭和43年に開館し55年の長きにわたり、大垣市民の文化の中心として市民の発表の場として、はたまた、音楽や舞台など一流のアーチストの公演を提供してくれました。私は市民会館から近い安井小学校に通っておりましたので、子どもの頃から市民会館s周辺は遊び場のひとつでしたし、また高校ぐらいまでは父の仕事で市民会館結婚式場へ引き出物などの配達を手伝ったりしていました。会館南側の外に小さな荷物用エレベーターがありそれを使って二階の松の間などに運んでいました。当時の支配人さんは岩崎さんといっていつもタキシードに蝶ネクタイでパリッとした感じの方でした。
それからもご縁は続き、大垣市役所に奉職して最初に配属されたのが文化事業団でしたで、市民会館でさまざまな公演を企画させていただきました。一番記憶に残っているのは、文化事業団5周年記念での「加藤登紀子コンサート」です。これは突然思いついて企画したため、予算ゼロの企画でした。加藤さんの出演料をペイするためには全席完売しないといけないというものでしたが、当時の職員のやる気と熱意で見事に売り切ることができました。余談ですが、当日は岐阜羽島駅までお迎えに行き、さらに打ち上げで市民会館の近くにあるレストランでご一緒に食事をさせていただきました。加藤さんは本当にすてきなひとでそれから大ファンになりました。そのほか、ミュージカル源氏物語を企画しました。出演者のひとりに松村雄基さんがおられ、本番の数時間前にジャージ姿で会館周辺を散歩しておられました。私ら世代だとスクールウォーズの大木大助役で「川浜一のワル」です。しかし実際は全く違っていました。とても礼儀正しく、紳士的な方でした。ますますファンになってしまいました。
▼話は逸れましたが、本日のファイナルコンサート。1394席全て完売。私もいろんな方からチケットを頼まれましたが、すぐに完売してしまったので手に入りませんでした。私はスイトピア友の会に入っているので発売と同時にパソコンでログインし、何とか自分の分を1枚購入できました。本日は石井竜也さんのコンサートということで、これも私世代が一番ファン層は多いのではないでしょうか。「浪漫飛行」が大ヒットしたのが、私が二十歳の時でしたのでそのときに友人たちと何をしていたかまで思い出すことができます。しかし、本日は20代から80代の方まで本当に様々な方が市民会館最後のコンサートにお
越しくださいました。
▼コンサートでは、石井竜也さんが前日に大垣入りして十六町にある艶金さんの染め物工場を見学された話や、東京より暖かいかと思ってきたら伊吹おろしがすごくて風が冷たかったなどの話とともに、大垣市民会館ファイナルコンサートが自分で本当に良いんですか?などと言って我々を笑わせてくださいました。もちろん、浪漫飛行や君がいるだけでも熱傷。軽妙なトークと素晴らしい歌でとても楽しい時間を過ごさせていただきました。ちなみに最後の曲は、尾崎紀世彦さんの「さよならをもう一度」でした。この歌は、きっとこの市民会館がNHKのど自慢の会場として使用された際、またその予選会において多くの市民に歌われた曲ではないでしょか。石井さんの「きっと会える、いつか会える、さよならは愛の言葉さぁー」は胸に響きました。
最後の最後は、石井さんが「大垣市民会館に礼!」と掛け声をかけてバンドの皆さんとともに深くお辞儀をされました。私も市民会館に「55年間ありがとう!」とお辞儀させていただきました。
▼いつか、またシン市民会館として再び会う事ができるよう自分なりに取り組んで参りたいと思います!
 

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