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岩手県紫波町訪問

2023年7月27日木曜日活動記録

▼こどもたちは夏休み突入。今年は歴史マニアの小学6年生の息子のリクエストで東北地方地方を旅しました。岩手県では奥州藤原氏の中尊寺金色堂、仙台市では青葉城、会津若松市では鶴ヶ城といった感じで見学して回りました。そのほか、花巻市では宮沢賢治記念館などにも立ち寄り、すぐ近くの鉛温泉に宿泊。秘湯という名にふさわしい昭和初期に建てられたと思われるノスタルジックな旅館。宮沢賢治の銀河鉄道の夜のように美しい星空をを眺めながら露天風呂に入ることができ、しかも流れ星も見ることができ息子とふたりで感動を共有しました。ただし昭和チックな温泉旅館であるためエアコンなし!扇風機だけで熱帯夜をしのぐという貴重な体験を親子ですることができました。※ちなみにこの旅館には「旅館部」と「湯治部」の二つがあり、私たちが泊ったのは「湯治部」で古い建物、ちなみに「旅館部」はホームページによるととてもきれいな建物でした。https://namari-onsen-ryokan.com/
▼いきなり脱線しましたが、花巻市に向かう途中で、偶然、岩手県紫波町(しわちょう)を通りかかりました。私は旅行先の役場や図書館を回るのを常としておりますので今回も訪問させていただくことにしました。まず、役場駐車場で「さざれ石」を発見。岐阜県旧春日村からはるばるここまでやってきたのですね。
▼役場の受付で、広報誌「しわねっと」をいただき、紫波町のことを学習。公式アプリ「しわなび」やお散歩アプリ「よりみちしわ」などの興味深い取り組みがなされています。
また、役場のすぐ隣にオガールプラザという平屋建ての長細い建物が何棟かあり、「紫波マルシェ」地産地消のファーマーズマーケットの他に、図書館、居酒屋などの飲食店、歯医者、ホテルなどもありました。農村と都市のいいとこ取りで「ゆとり」と「べんり」のいろいろを兼ね備え、笑顔でコミュニティやワクワクの種が生むことをコンセプトにされているそうです。https://ogal.info/
▼とりわけ、注目したのが図書館。いまは情報を入手するのにインターネットなどを活用される方が主流ですが、私が子供のころはその役目は図書館や町の本屋さんが担っていました。この図書館は一言でいうならまさに情報発信基地。こどもたちが目をキラキラさせていろんな本をむさぼるように読んでいました。こどもや大人がいろんなことに興味を持ち、その興味がいろんな形に派生するような展示の仕方がされています。例えば、鉱物の本の近くには、実際に鉱物がおかれていてそれを手に取って見ることができます。福祉の本の近くには、町の社会福祉協議会や日赤などのチラシが置かれていて自分の町ではどのような取り組みがなされているのかについて興味をもってもらうようになっていました。そのほか、活字だけではなく漫画本などもあったり、すてきな図書館だなあと思っていたところ、この図書館、取り組みを国際大会で発表されたそうです。なるほど!
 

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