「廃校サウナ」で整いたい!
2022年9月30日金曜日まちのこと
▼週に数回、スーパー銭湯に行きます。いろんな湯船があって楽しむことができ、とてもリラックスすることができますし、銭湯で知り合った方もいて、世間話に花咲くこともあります。
▼そのスーパー銭湯で人気があるのは何かというと、風呂上がりの一杯か、マンガ喫茶並みのマンガの数々か、いやはや、私が見るところ、一番人気は「サウナ」ではないかと思っています。2016年に「サ道」というマンガがきっかけで、いままさに、サウナブームとなっています。2021年には「整う」という言葉が流行語大賞にノミネートされるまでになりました。ちなみに、「整う」とは、体内の血流が良くなり、酸素が脳を駆け巡って深いリラックス状態になることをいいます。これはサウナ、水風呂、休憩の順番で温冷交代浴を行うことで起こるものです。
いま、整いたいと思われる方でサウナやスーパー銭湯はいつも賑わっています。
▼さて、話はコロッと変わりますが、全国的に小中学校の統廃合が課題となっています。昨年度、文部科学省が全国の都道府県と市区町村の教育委員会に調査した結果、2019年度から今年度までの3年間で全国の小中学校や義務教育学校の統廃合は437件に上り、1055校が454校に統合されました。
▼大垣市でも、2024年に上石津町にある4小学校と1中学校が統合され、上石津義務教育学校が開校する予定となっています。それに伴い、4つの小学校跡地をどうするのかが課題となっています。どのように活用していくのかを検討しているところですが、“廃校”をサウナに活用できないかと思っています。なぜかというと、実はいま、全国的に廃校を利活用した「サウナ」が増えているのです。
▼ひとつの例ですが、東京の郊外にある奥多摩地区には、「泊まれる学校 OKUTAMA+(オクタマプラス)」があります。「五感で楽しむ、泊まれる学校」「大切な人と、十年先にも残る体験を」をコンセプトに、都心から約 1 時間のところにある五感で満喫できる一日一組限定の貸切施設です。奥多摩の大自然に囲まれた非日常空間は、誰にも邪魔されないとびきりの自由を楽しむことができるそうです。
▼施設には、奥多摩の大自然を見渡せるフィンランド式サウナや、本格的な音楽スタジオ、焚き火を囲んでの BBQ、企業向けの研修設備まで、大人から子供まで満喫できる各種体験が用意されているのはもちろん、学校に泊まるという非日常体験。昔懐かしい教室や廊下を残しながら、快適に過ごせるようにリノベーションされているそうです。私も泊まってみたくなりました(機会があったら行って見ようと思っています)。もし上石津の小学校跡地に、自然や星空を眺めながらのフィンランド式サウナ、それ以外にBBQやスポーツなどさまざまアクティビティを楽しむことができる施設ができたらと考えるだけで楽しくなりませんか。きっと、毎晩、整いに行きたくなると思います!