ヘルプマークサポーター研修
2022年9月23日金曜日活動記録
▼OKBふれあい会館にて開催されましたので参加してきました(写真の一番前の席のポロシャツが私です)。ご存じの方も多いとは思いますが、ヘルプマークは、「見えない障がい」への理解を求めるマークです。義足や人工関節を利用している方、内部障がいや難病の方など援助や配慮を必要としていることが外見からはわからない方々が、バック等に身に着けることで、周囲の方に手助けを必要とすることを知らせるマークです。平成24年に東京都で始まり、岐阜県では平成29年8月から導入し、現在までに、約5万6000個のヘルプマークが配布されたとのことです。
▼本日、私が参加した研修は、障がいの特性や必要な配慮について理解し、障がい者等(ヘルプマーク所有者)に対する声掛けや手助けをする人(サポーター)への研修です。サポーターには、電車、バスのなかで、マーク利用者を見かけたら席を譲ったり、困っている利用者を見かけたら声をかけるなどの配慮を行う。また、災害時は、利用者が安全に避難するための支援を行います。そして一番重要なことは、「ヘルプマーク」の存在をしたない人がいたら、周知啓発に努めることです。
▼また、本日は、岐阜県ヘルプマークサポート普及啓発大使の塚本明里さんの講演もありました。塚本さんは高校2年のときに突然、病気を発症されたそうです。普段は筋痛性脳脊髄炎など3つの難病と闘いながら、車椅子を使いながら、モデル、タレントとしても活動されておられます。車椅子と言いましたが、少しだけであれば、普通に立ってあることもできるそうで、実際に、立って歩かれました。しかし、ほんのわずかな時間しかできないとのことでした。もし車椅子に乗っていなけらば、とても難病を抱えているようには見えません。とても明るく生き生きとした若いお嬢さんといった感じです。しかし、1回の治療で全身に40本の注射をうち、これまで14年11ヶ月で9万3,792本もの注射をうたれたとおっしゃっていました。それでも、注射をうつと楽になるからありがたいとおっしゃっていました。このお話を聞いて、自分は幸せだなあと感じました。
▼人の歴史の中で、障がい者や病人がいなかった時代はなかったはずです。また、誰でも、病気やケガで一時的にも障がいを感じたこともあるはずです。ヘルプマークは、人間本来の思いやりを引きだして「お互い様の社会」を創りだす一助になると思います。多くの方にご理解いただけるように啓発活動に努めてまいりたいと思います。
■ヘルプマークについて(県障害福祉課ホームページ)
https://www.pref.gifu.lg.jp/page/16101.html