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おすすめの発声練習法

2022年9月11日日曜日雑感

▼いよいよ、明日は議会一般質問です。私は、議会一般質問の前日に、必ず行っていることがあります。それは、詩人、・童謡作家・歌人の北原白秋(1885~1942)の『五十音』をひたすら早口言葉で発声し、滑舌の練習をすることです。
▼この五十音という詩は、いまからちょうど100年前の1922(大正11年)に発表されました。
私がこの五十音を知ったのは、もう25年ほど前、大垣市市民創作劇に参加したのがきっかけです。ご指導いただいたのは、劇団はぐるま主宰のこばやしひろし先生(1927~2011)でした。ほぼ毎日、高校演劇部のように、練習の前にこれを参加者みんなで発声しました。おかげですっかり詩は頭の中に定着し、紙を見なくてもできるので、運転中などにも発声練習しています。
▼今日は、20回ぐらい発声練習しました。舞台では、何百人もののお客さんに聞こえるようにセリフを発しなければなりません。もちろんマイクなどで音声などは拾いません。でも、私にとっては議会一般質問は「舞台」と一緒、とても重要視しています。明日の一般質問は、コロナ禍のため、傍聴も自粛中ですし、持ち時間は質問答弁合わせて一人30分です。みなさんに聞き取れるような早口言葉で30分を最大限有効に使って質問したいと思っております。
いずれにしましても、おすすめの発声練習法です。お試しあれ!
 

【五十音】
水馬赤いな。ア、イ、ウ、エ、オ。
あめんぼ あかいな アイウエオ
 
浮藻に小蝦もおよいでる。
うきもに こえびも およいでる
 
柿の木、栗の木。カ、キ、ク、ケ、コ。
かきのき くりのき カキクケコ
 
啄木鳥こつこつ、枯れけやき。
きつつき こつこつ かれけやき
 
大角豆に醋をかけ、サ、シ、ス、セ、ソ。
ささげに すをかけ サシスセソ
 
その魚浅瀬で刺しました。
そのうお あさせで さしました
 
立ちましょ、喇叭で、タ、チ、ツ、テ、ト。
たちましょ らっぱで タチツテト
 
トテトテタッタと飛び立った。
トテトテ タッタと とびたった
 
蛞蝓のろのろ、ナ、ニ、ヌ、ネ、ノ。
なめくじ のろのろ ナニヌネノ
 
納戸にぬめって、なにねばる。
なんどに ぬめって なにねばる
 
鳩ぽっぽ、ほろほろ。ハ、ヒ、フ、ヘ、ホ。
はとぽっぽ ほろほろ ハヒフヘホ
 
日向のお部屋にゃ笛を吹く。
ひなたの おへやにゃ ふえをふく
 
蝸牛、螺旋巻、マ、ミ、ム、メ、モ。
まいまい ねじまき マミムメモ
 
梅の実落ちても見もしまい。
うめのみ おちても みもしまい
 
焼栗、ゆで栗。ヤ、イ、ユ、エ、ヨ。
やきぐり ゆでぐり ヤイユエヨ
 
山田に灯のつく宵の家。
やまだに ひのつく よいのいえ
 
雷鳥は寒かろ、ラ、リ、ル、レ、ロ。
らいちょうは さむかろ ラリルレロ
 
蓮花が咲いたら、瑠璃の鳥。
れんげが さいたら るりのとり
 
わい、わい、わっしょい。ワ、イ、ウ、エ、ヲ。
わいわい わっしょい ワイウエヲ
 
植木屋、井戸換え、お祭りだ。
うえきや いどがえ おまつりだ
 

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