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「政策」と「施策」、「施行」と「施工」

2022年9月8日木曜日雑感

▼役所で働いているとよく使うこの4つの言葉。でも、きちんと使い分けている方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。いまでも「施行」を「せこう」と読む職員をちらほら見かけたりします。
▼「政策(せいさく)」は大まかな方針のことで、「施(しさく)」は策を実際に行うことです。「政策」とは漢字の通り「政治」の「策」のことです。行政の方針や方向性を政府や政治家が掲げたもののことを指します。「施策」とは「政策」を実行することとです。
例えば「少子高齢化に歯止めをかける」という「政策」が出た場合には、「保育所を増やして子供を産みやすくする」などの具体的な策を実施することが「施策」になります。
▼では、「施行」と「施工」はどうでしょうか。
「施行」とは、①実際に行うこと。政策・計画などを実行すること。②法令の効力を発生させること。と辞書にはあります。施行は、NHKでは本来の読みである「しこう」で統一されています。「施工」は、「しこう」「せこう」どちらでも読めますが、「施行(しこう)」と区別するために「施工(せこう)」と読むのが一般的のようです。
▼私は、学生時代に、法学部の授業で施行(しこう)と教えられたので、愚直に、議会一般質問等では「施行」は「しこう」と言うように心がけています。ましてや、行政マンであればなおさらのような気がしますが、みなさんはいかがお考えでしょうか。

 

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