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PHP総研フォーラム 教師と学校の失敗学

2022年7月21日木曜日まちのこと

▼「PHP総研フォーラム 教師と学校の失敗学」にZOOM参加しました。
▼現在、私は小学校のPTA会長を務めさせていただいておりますが、正直言って、いまの大垣市の学校運営のありかたに全て賛成しているわけではありません。
令和4年9月議会でも述べさせていただきましたとおり、地域に開かれた小学校を目指すべきであると考えておりますが、大垣市の場合はコミュニティスクール制度をとっておりません。コミュニティスクール制度を採用していなくても地域や保護者と連携をとっていただければよいと思うのですが、必ずしもそうはなっていません。たとえば、私がPTA会長を務める小学校は、校長の決定がすべてです。たとえ、われわれPTA保護者が意見を言ってもダメです。私もよく保護者から「PTA会長さんお願いします」と頼まれると、地域やほかの保護者などにも意見を聞いて、学校側にお願いに行くのですが、聞き入れていただけないこともあります。とても残念な気持ちになります。コミュニティスクールであれば、校長だけでなく地域の代表者も一緒に協議して最終決定することになるので、私としてはとても良いことだと思うのですが、なぜか、大垣市では実現できずにおります。
▼さて、今回のZOOMによる講演の話です。
要点をまとめます。
・各学校はチャレンジしていくことが必要。失敗できる環境とその失敗を検証し学習していくことが必要。
先生たちは「忙しいを言い訳にしすぎてはいけない」
・コロナの初期の頃、夏休みが大幅に短縮されたが検証されたのか。児童生徒の声を聴こうとするプロセスかない。「とにかく我慢せよ。以上」という学校が多いのではないか。要するに子ども本位ではない。
・「コロナだから仕方ないよね」と、「〜だから仕方ない」とできないことを正当化しようとしている。失敗から学ぼうという姿勢に欠けるのではないか。
▼この3年間、こどもたちにとって当たり前だったものが、コロナを理由にどんどんなくなってきています。給食はみんなで机を合わせ楽しくおしゃべりして食べるのが楽しいのに、いまは、各自の机で前を向いて「黙食」です。バスに乗っての社会見学も中止となりました。また、宿泊研修は日帰り研修となり、運動会は、無観客であったのを、昨年は何とか「声を出さずに観戦すること」を条件に実施することができました。入学式は親ひとりだけの参加、卒業式もです。在校生の出席はもちろんありません。
こどもたちの一年は、われわれ大人の一年と違います。小さいころにしか楽しめない、経験できないことがあると思います。将来の思い出となるいろんなことを奪ってしまっていないだろうかと考えます。それだったら、いままではやっていないけど、コロナだからこそできる新たな企画を立てて、親子で何かできないかと思っています。


 

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