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小学校で牛乳のラッパ飲み推奨

2022年5月25日水曜日雑感

▼「息子が冷蔵庫の牛乳パック(1リットル)をラッパ飲みするようになった。」「マナーが悪くなった」そのようなお声を頻繁にいただくようになりました。安井小PTA会長を務めさせていただいている関係で、日ごろから、役員をはじめとした保護者といろんな情報交換をしているのですが、その方々にお伺いすると、「うちも、うちも」ということで、悩んでおられる保護者が多いことに気付きました。
▼実際の現場を確認するため、小学校の給食時間を見学させていただきました。コロナ禍ということで、あいかわらずの黙食ですが、いつの時代も、給食時間は児童にとって最高の至福の時間で、みんなニコニコしながらおいしい給食をいただいています。私が廊下を歩いているのに気づいた児童の中には手を振ってくれる子もいてとても嬉しい気分になります。しかし、牛乳を飲んでいる子をみると、やはり、ラッパ飲みが大半でした。中には、先生からストローをもらっている児童も散見しました。うまく飲めずこぼしてしまう子がいるため、教室にストローを用意しているようです。
▼その後、市役所内にある教育委員会学校教育課に立ち寄り、牛乳のラッパ飲みについて聞いてみることにしました。学校教育課職員によると、この件については当課の所管ではなく給食センターの所管とのことで、電話で問い合わせをしてくださったうえでお答えいただきました。まず、市内では、上石津地域を除いた小中学校に牛乳を納めている業者がストローを廃止したため、ラッパ飲みをすることになったとのこと。ちなみに大垣地域、墨俣地域に卸している業者は2業者です。どちらの業者もストローを無くした理由は、SDGs推進のためとのことでした。なお、上石津地域に納めている業者の牛乳にはストローが付いているので以前のように児童たちはストローを使って飲んでいるそうです。
▼これまで、市内の小中学校では200mlの紙パック牛乳にストローが付いていました。しかし、昨年ぐらいからストローが廃止となり、“ラッパ飲み”が推奨されるようになったようです。学校教育課職員は「環境保護のためにストローを廃止しました」と答えるものと思っていましたが、意外にも答えは「業者がストローを廃止したので、直飲みをすることになりました」というものでした。少し驚きました。業者主導で学校給食における指導方針が決まっていたのです。しかも同じ市内で地域によってバラバラの指導方針。保護者としては「食育の観点からラッパ飲みはおかしい」という観点で、マイストロー(洗って何度でも使えるものなど)の導入などをお願いしたいという気持ちで窓口に来ました。しかし、何度「マイストローの導入は考えないのですか。エコも大事ですがマナーも大事ではないですか。学校とはそういうことも教育する場ではないのですか」「子どもが家でも紙パックのラッパ飲みをすることはとてもお行儀が悪いですし、コロナ禍において家族みんなが飲む牛乳パックに口をつけて飲むことは考えられないと思いますがいかがですか」と申し上げましたが、「業者さんがストローを廃止しましたので」の一点張りで譲らない姿勢をしめされましたので、話はそこで切らせていただきました。教育委員会は関係なく、あくまで業者の責任だと言いたいのでしょうか。説明がなにかスッーと私の腹に入らず、モヤモヤした気持ちで帰途に就きました。
▼確かに、ストローの節約になり、SDGs推進には寄与しているのかもしれません。しかし、私は小学生牛乳パックに直接口をつけてラッパ飲みしている姿には違和感を持ちます。
エコかマナーか。私は学校では行儀作法をきちんと教えてほしい。そのために繰り返し使えるマイストローを導入してほしいと思っています。
▼私の小学生時代は、ビンの牛乳でしたので、もちろん全員がラッパ飲みでした。それと何が違うのかと言われる方もおられるかも知れません。70歳代の方なら私の気持ちを理解してくれるかと思い相談したら「種田君は感覚が古いよ。それは主観的なもの。いまの人はそんな感覚持ってないよ。時代は変わっているんだからもう少し若い感覚を身に付けた方がいい」と言われ、ダブルショックを受けました。確かに古いのかも知れません。しかし、小学校の6年間で牛乳パックのラッパ飲みを叩きこまれた子どもたちは、将来、大人になったときに「学校でこのように飲むように教えられた」ということで、実生活でも間違いなくラッパ飲みをすることと思います。こうしたことの積み重ねが、国民の品性をさげてしまうということに気づかない教育委員会が情けなく思いました。
 
この問題については、継続して取り組んでまいります。

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