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21世紀に生きる君たちへ-小学校読み聞かせ

2022年1月11日火曜日活動記録

▼月2回程度、小学校で読み聞かせを行っています。だいたい毎回5~6人程度のボランティアの方が各クラスへ赴き、10分間程度の読み聞かせをしております。
▼私は低学年のクラスを担当することが多いのですが、本日は予定していた方の都合がつかなくなり、急遽ピンチヒッターでの出番となりました。いつもは低学年で紙芝居などをしておりますが、本日は6年生ということで、数日前から「どんな本を紹介しよう?」と考え、司馬遼太郎の「21世紀に生きる君たちへ」を読むことに決めました。
▼さて、6年1組。私はちょうど40年前はこの安井小6年1組の教室で児童として学んでおり、何か不思議な因縁を感じます。
▼どうして、この本を紹介したかというと、昨日の成人式に出席させていただいて、これからの未来を背負っていくのは間違いなく、10代20代の若い世代です。彼らに何かメッセージを伝えたいのだけれども、なかなかそういう機会もありません。3月に予定されている卒業式にも、新型コロナ感染予防対策の観点から、PTA会長の出席はとりやめとのことなので、そこで彼らにメッセージを伝えることも叶いません。そういった折りに、タイミングよく「読み聞かせ」で6年生を担当する機会にめぐまれたわけです。そこで、最初に思いついたのが、この「21世紀に生きる君たちへ」です。
▼本日は、心を込めて6年1組のみなさんに音読させていただきました。この話は30年ほど前までは小学校6年生の国語の教科書に掲載されていたそうですが、現在は載っていないようです。内容的には小学生にはやや難しいのではないかと思うところもありますが、いつか思い出していただき読み直していただくきっかけにでもなればと思っております。
▼これから小学校を卒業し大人への階段を登っていく後輩たちのために、司馬遼太郎さんのメッセージを伝えることができたのではないかと思います。
「田中君、ちょっとお伺いしますが、あなたが今歩いている21世紀とはどんな時代でしょう」
未来を担う子みなさんに大いに期待しています!

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