「ザ・ビートルズGetBack」で思ったこと
2022年1月9日日曜日雑感
▼ラジオで「桑田佳祐のやさしい夜遊び」を聞いていたら、映画「ザ・ビートルズGet Back」の話をされていました。
▼この映画は、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのピーター・ジャクソン監督が、「ザ・ビートルズ」を題材に手がけたドキュメンタリーです。ドキュメンタリークルーが残した57時間以上の未公開映像と150時間以上の未発表音源を、ジャクソン監督が3年の歳月をかけて復元・編集し、それぞれ約2時間の3つのエピソードで構成した作品です。ザ・ビートルズにとって最後のライブとなったロンドンの事務所ビル屋上での42分間の「ルーフトップ・コンサート」をノーカット完全版で収録するほか、最後の2枚のアルバム「アビイ・ロード」「レット・イット・ビー」に収録された14曲の制作過程を初公開。メンバー4人の深い絆や、彼らの素晴らしい音楽の全貌をひも解いているとのうわさで、私も映画公開をとても楽しみにしていました。しかし、新型コロナにおいて映画館での上映が難しかったのか、6時間という長い作品のため上映を断念したのか定かではありませんが、映画館での上映ではなく有料配信ディズニープラスでの配信となりました。しかし、私はディズニープラスには未加入のため見ることができません。とても残念な気持ちでおりましたところ、さきほどの番組のなかで桑田佳祐さんが「ゲットバック」を見た感想などを述べられていたので、大変興味深く聴くことができました。
▼余談ですが、桑田さんは「ビートルズ最後のシングル『ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード』はもっと評価されていい曲だと思うよ」とも言っておられたのがうれしいかったのです。前にもこのブログで書きましたけど私の一番好きな曲なんです。この曲を聴くと、人生が走馬灯が映像で頭の中に流れます。もし私が死んだらこの曲を流してほしいと思っているぐらいです(笑)。
▼さて当初、この映画は映画館において公開するとのことでしたが、いろんな事情で有料配信となりました。パソコンができない人(往年のビートルズファンには多いかも)、ディズニープラスに入っていない人(私)には、見ることができず、「公平」という点からはどうなんだろうと考えました。機会の公平という点からは、お金を払えば見ることができるのだから不公平ではないという考え方もあるのでしょうが。10年ほど前に、「スターウォーズ」の最新作を見たいけど、公開日まで生きていられそうにない若者に、公開前に映画を見せたというニュースを見ました。若者はやはり公開前にお亡くなりになってしまったのですが、それを不公平という人はいるでしょうか、いないと思います。製作者側は、さまざまな手段を考えてより多くの方に作品を見ていただけるように努力していただきたいと願っております(おそらくいつかブルーレイが発売にはなるかとは思いますが)。
▼長くなりましたが、私は、大垣市南地区センターの「ふるさと歴史講座」に通わせていただいております。全12回の講座で、とても内容が素晴らしいものでした。ぜひ、この講座をもっと多くの方に聴いてもらいたいと願っております。しかし、先生の体はひとつしかありません。お聞きすると、すでに市内で4か所ほどで講座をやっておられるとのことであまり無理を申し上げることもできません。実際に大垣市立図書館に安井地区でも講座をとお願いしに行きましたところ、以上の理由と、他の地区センターは3回シリーズで行っている、南地区センターだけ12回で依頼を受けたのは公平性の観点から疑問に思っているから、3回ならできますよとの回答でした。残念ながら。12回だからこそ今回の講座が質量ともにすばらしかったのであり、3回で再現できると思えません。現在、コロナ禍において、リモートによる講演会が盛んに開催されるようになりました。この「ふるさと歴史講座」をスイトピアセンターなどのメイン会場で開催し、それをリモート配信して多くの方に見ていただける機会をつくってはどうかと思います。もしスマホやパソコンが不得意な中には、市内の地区センターでサテライト会場を設けて開催してはどうでしょうか。そうすれば、公平に郷土の歴史に関心のある方に参加していただけますし、ふるさとを離れて暮らす方々にも大垣を思い出していただける機会になるかも知れませんし、なによりも大人版「ふるさと大垣科」になるのではないかと思っています。市は子どもたちの「ふるさと大垣科」を充実させて郷土を愛する心を育むと言っておられます。ぜひ、大人たちのためにもお願いいたいと思っています。
しかし、何とか映画「GetBack」を見る機会はないでしょうか、、、。