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上石津町時山防災訓練

2021年6月27日日曜日活動記録

▼大垣市上石津町時山防災訓練に参加しました。本日は、NPO法人防災支援ネットワークの一員としての参加でした。
▼本日の会場は、農村環境改善サブセンターでした。かれこれ10年ほど前の話になりますが、市職員として、上石津で土砂災害対応防災訓練を担当させていただいたのを思い出し、懐かしく感じました。ちょうどそのころに、大雨による災害対策本部の設置、その後に発生した土砂災害においては、消防団やボランティアの方々と土砂を掻き出したことを思い出しました。
▼当時と比べると、大垣市の防災対応も随分と様変わりし、かなりの進歩を感じます。具体的には、避難勧告や避難指示を躊躇なく出すようになりました(「避難勧告」は5月の災害対策基本法改正により「避難指示」に統合されました)。かつては、「避難勧告」を出すということにとても抵抗がある時代でした。私は主任か主査として防災担当をしておりましたが、当時の上司に、いつも「避難勧告」を出してもらえるようにせっついていたのを思い出します。あれから、避難所についても随分変わりました。1人2㎡を確保することには変わりありませんが、いまどきの避難所は、パーテーションや段ボールベッドを使った避難所となっております。かつては、仕切りなどはなく、敷物は体育館にある体育用のマットであったり、茣蓙(ござ)であったりしました。お年寄りなどは床に寝ることにより、起き上がれなくなったりなどの課題がありました。
 また、赤ちゃんを連れたお母さんが避難して来られると、お乳をあげるのに他人の目がない場所を探したりしなければならないなどの問題がありました。しかし、本日の訓練ではパーテーション及び段ボールベッドの組み立て訓練なども行われ、それらの対応ができる仕組みとなっているなあと感じました。ちなみに、この段ボールベッドは300キロまで耐えられるそうです。
 また、時節柄当然ですが、体温チェックをして、37.5度以上の方は、症状のある方専用の部屋で待機してもらい、一般の方と分けられるなどの対応訓練もありました。
▼訓練に先立ちまして、大垣土木事務所河川砂防課の職員から、土砂災害警戒区域の新規指定の説明や、市管理課職員からハザードマップを使った説明などがありました。
これから、いよいよ本格的な出水期を迎えます。また、大垣市内には、時山以外にも土砂災害に対する警戒が必要な地域があります。
コロナ禍により、これまで訓練ができずにおりましたが、これからは積極的に訓練に取り組み、「自助」「共助」「公助」の三本柱で取り組んでいかなければならないと感じました。

みなさん、おつかれさまでした。
 
避難所運営解説動画
https://www.youtube.com/watch?v=FN4D-PUUhHo

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