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東日本大震災から8年(7)

2019年3月15日金曜日活動記録

▼私はNPO大垣防災支援ネットワークの母体である「大垣市防災ひとづくり塾」を市職員として災害ボランティアとして防災士として主宰してきました。そのときに、塾生に「ひとづくり塾の趣旨」として話したことを少しだけ紹介します。
①「志のみ持参」
これは、大垣市防災ひとづくり塾の募集チラシに書かせていただいたものです。文字通り、ボランティアには、こころざしが一番必要。これさえあればあとは何とでもなるという思いからです。
②「防災ひとづくり塾は「人」をつくる塾です。あわせて災害ボランティアをつくっています。」
これは、松下幸之助さんの「松下電器は人を作る会社です。あわせて家電をつくっています」のパクリです。しかし、私は単なる災害ボランティアではなく、市役所が主催して行う事業である以上、いろんな形で地域に役立つひとを育てたいと思っていました。
③中島みゆきのオールナイトニッポン(1984年2月7日放送)
この回は実際に、私が中学二年生の時に聞いて涙した放送です。みゆきさんは、ブスだと言われ死にたいという中学三年生の女の子のはがきを読んだだあと、「女の子は金さえかければいくらでもきれいになれます。しかしお金をかけてもきれいにならないものもあると思います。そんなことわかるひと日本中にいっぱいいます。世の中狭く見ないでくださいね。コンサートの日はあんたのままのあんたでおいでよね。」と励まします。
 私はこの回を中学生の時に聞いてから、ずっと大切にしてきました。私はこれまでの人生において、このみゆきさんの言葉にずいぶんと勇気づけられてきました。それでこのテープをいろんな人に聞かせて布教活動(?)をしたりしました。自分と同じだととてもうれしく思ったり、そうでないと悲しく思ったりしましたが、価値観はひとそれぞれです。それでよいのです。防災ひとづくり塾でも、このテープを聞いていただき、ひとの命の大切さや本当に大切なものは目に見えないということを伝えたいと思いました。(つづく 次回最終回)

中島みゆきのオールナイトニッポン(1984.2.7)
http://www.youtube.com/watch?v=hJkBD06sizE

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