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東日本大震災から8年(1)

2019年3月11日月曜日活動記録

▼東日本大震災から8年が過ぎました。阪神淡路大震災ではじめて災害ボランティアを体験してから24年。そして東日本大震災から今日で8年となりました。
▼この24年間で、ボランティアや防災を取り巻く状況は大きく変わりました。私自身においても、阪神淡路大震災時においてはさまざまな教訓を得ました。①初期消火ができず延焼、②古い木造家屋の倒壊、火災による道路閉鎖、③通信網の遮断、情報不足、④防災資機材の不足、⑤避難所運営問題(トイレ問題)などです。そして、自治体ではそれまでの消化訓練や避難訓練ではない,より良い防災訓練を模索し始めました。DIG(災害図上訓練)が普及し始めたのが、平成14年頃だったと記憶していますが、自治体の防災訓練は基本的にはパレード型というか住民が主役ではなく見物人である訓練がまだまだ多かったように思います。
▼そうした中、中越地震、中越沖地震など全国で災害が断続的に発生するようになり、防災士制度の普及と伴って、防災に関心のある住民の方々が、専門的な知識を取得始めました。大垣市では「防災ひとづくり塾」を平成21年に開講してました。そして8年前の東日本大震災発生の2か月前に第2期生が卒業し、大垣市内で約100人の防災士が誕生していました。私はこの第2期生に手ごたえを感じていましたので、震災発生の少し前から志の高い卒業生を集めて、グループ化を模索していました。
▼そして3月11日震災発生。すぐに第2期生の小柳さんという方が電話をしてきました。そのとき、私は部屋に一人でいて、当初は自分が立ち眩みをしたかと思っていたのですが、しばらくして地震だとわかりました。そして、小柳さんと何ができるかを話しました。ちなみに小柳さんはお体に障がいがある方で、災害ボランティア活動に非常に熱心な方でした。そして発生から1週間後、小柳さんともに、車にを燃料や食料を載せ、被災地に向かいました。まず、現地を見て、何ができるのかを確かめたかったのです。(続く)

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