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「液体ミルク」の可能性

2019年3月3日日曜日まちのこと

「液体ミルク」という商品をご存知でしょうか。
欧米では40年ほど前から普及しており、日本では熊本地震をきっかけに注目が集まっています。実際に、熊本県西原村の保育園では、3年前の4月16日の本震により、約3週間断水し、水道が復旧した後も水の濁りが続き、飲用可能となったのは6でした。保育園では、ゼロ歳児にお湯で溶かした粉ミルクを飲ませていましたが、そこにフィンランドから支援物資として届いたのが「液体ミルク」でした。断水が長く続いたため、水を使わなくてよい液体ミルクは本当に助かったとのことです。
東京都文京区では、区内の大学や企業等と、災害時に赤ちゃんや妊産婦の支援に取り組む「プロテクトベイビーコンソーシアム」を発足させました。もともと、各大学は災害時に赤ちゃんと妊産婦を受け入れる文京区の「妊産婦・乳児救護所」となっており、乳幼児用の液体ミルクなどを備蓄するそうです。液体ミルクは、常温で保存でき、すぐに飲むことができるため、災害時に役立つと言われています。文京区では1920本の液体ミルク、使い捨ての哺乳瓶と吸い口を備蓄するそうです。日本では、昨年8月に省令が改正され、ようやく製造・販売が許されるようになりました。
▼昨日、野田聖子衆議院予算委員長が液体ミルクを飲んだという話をされていましたが、例えるならば「ミルキー」のような味とのこと。一度、飲んでいたいと思いました。大垣市では、アレルギー対応ミルクなどについてはある程度の備蓄をしていますが、液体ミルクにについてはまだされていないと認識しています。今後、検討していく必要があると思いますし、何より、赤ちゃんにとって美味しいものであるのなら、大人にとっても良いはず。たとえば、寝たきりの方などの介護用としても有効なのではないでしょうか。

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