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機能性?まちの美観?防災倉庫

2019年3月1日金曜日まちのこと

▼もうすぐ東日本大震災から8年目を迎えるにあたり、「防災倉庫」について考えました。街を歩いていると、大小さまざまな防災倉庫を見かけます。自治体が設置しているものから、単位自治会で設置しているものまであります。
▼私が暮らす大垣市では、防災担当課は生活環境部生活安全課に防災グループがあります。来年度からは生活安全課から独立し、生活環境部に危機管理室が設置されるようです。大垣市には26の連合自治会があるため、市は連合自治会ごとに市管理の防災倉庫を設置しています。阪神淡路大震災後から設置をはじめ、当初は小学校の空き教室などを防災倉庫としていました。これは、一番に避難所になるであろう小学校内に設置することが利便性に優れていると判断されたからだと思います。しかしその後、大垣市では児童数増加に伴い、教室が足りなくなってきたことから、ヨド物置製の防災備蓄倉庫を設置するようになりした。私の記憶では、倉庫単体で約200万円、資機材や備蓄品で約500万円ほどの費用をかけたものであった記憶があります。しかし、連合自治会の倉庫となると、人口約1万人ぐらいをカバーするものではならないため、個人的には若干小さいなぁと感じております。それを補うために、単位自治会にも防災倉庫の設置を推進しており、毎年最大で15万円の補助金を出しています。この防災倉庫が、街のあちらこちらで見かけるものですが、ほとんどロッカーに近いものからホームセンターに売っている物置まであります。置かれている場所も児童公園であったり、地区センターの片隅であったり、水路の上であったりします。自治会長さんらは防災倉庫の設置場所についてもご苦労されていて、市の許可をもらったりと大変です。
▼倉庫の統一感もありませんし、いろんな場所に倉庫が点々としているのは美観的にはあまりよくありません。しかし、市民の生命と財産を守ることが第一ですから、そんなことを言っている場合ではないのは理解しています。
▼そこで先日、三重県四日市市の防災倉庫(写真)を見て思ったのですが、大垣市で物流センターのような防災倉庫を設置してはいかがでしょうか。当然、倉庫内にはフォークリフトなども完備します。こうした倉庫を市内の東西南北に4か所もおけば、資機材や備蓄品の一元管理が可能であると思います。もうひとつ、提案するとしたら、コンテナにひとつの避難所で必要な資機材等を予めパッケージしておけば、トラックに載せて各避難所に届けることができます。幸いにも大垣市には、西濃運輸㈱さんの本社やターミナルがあるのですから、提携できないものでしょうか。

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