News・Blog

泣いて、笑って、安井小校長退官祝賀会

2019年2月16日土曜日まちのこと

▼私がPTA役員をつとめる、大垣市立安井小学校の佐野校長先生の退官祝賀会が開かれました。
▼今年度、息子が小学校に入学したおかげで、私はPTAに参加させていただくことができ、そのおかげでこうして校長先生の退官祝賀会にも参加できて、とても運が良かったと思っています(先生方の出し物もとても愉快で、学校とは違う一面を垣間見ることができました。)
▼先生とは、市職員時代にいろんなところで一緒に仕事をさせていただく機会がありました。先生が教育委員会にいらしたときには防犯の仕事でお世話になりましたし、西部中にいらしたときには避難所の指定や避難所看板の取り付けでお世話になりました(いま、設置されている看板は佐野先生がそのときに指示したものです)、総合防災訓練に中学校を使わせていただいたりもしました。そんな感じで、なぜか数年おきに、仕事でいろんなところでお世話になっていました。
▼そして一番驚いたのが、佐野先生が私の小学3、4年生のときの担任の奥様だったということです。私が小学3年生のころは、水谷豊主演の「熱中時代」という人気ドラマがありました(同じ小学3年生の物語です)。私は毎週欠かさず、土曜日の夜チャンネルを合わせており、「自分にも、北野広大(主人公)のような男の先生がきてくれないかなぁ」と思っていました。そうしたところ、夏休み明けに、担任の先生が産休で休みをとることになり、大学を出たばかりの若い男の先生がやってきたのです。本当に信じられない嘘のような本当の話です。先生は、昼休みになると、手加減抜きで本気でドッチボールの相手をしてくれました。何も取り柄が無く、気が小さくて、自信のなかった私に対し、私の描いた絵を「教科書に載ってもおかしくない絵だ!」とみんなの前でほめてくれ自信をつけさせてくれました。また、10キロぐらい離れた先生の自宅にもみんなで道を聞きながら遊びに行きました。みんな先生のことが大好きでした。40年も前のことですが、先生(将来ご主人になる方)の言われたひと言ひと言を覚えています。そして出会いから1年が経ち、先生が去っていく日の最後の授業のこと。涙ながらにおわかれの合唱をしたあと、先生はクラスのみんなに一人ひとりに手紙をくださりました。先生は「家に帰ってから読みように」と言われました。私は言われた通り、家に帰ってから封筒をあけて読みました。その手紙には「もっと自信をもちなさい。君はできるんだから。」という内容の言葉が便せんいっぱいに描かれており、最後に「よくできました」の赤のハンコが押してありました。涙が出てきたのを覚えています。
▼そして今日、その先生(ご主人)が、校長先生にサプライズのビデオメッセージで登場されました。そのビデオの中で先生は「ビデオでメッセージをいうのは照れ臭いので、手紙を書きました。会場でどなたか代読をお願いします。」といわれました。私は40年前のことを思い出しました。手紙は教頭先生が代読されました。やはり40年前と同じ、とても感動的な内容でした。オーバーラップして涙が出てきました。とても幸せな体験でした。両先生には心からお礼を申し上げたいと思います。そして、私も今後もPTAとして、母校である安井小学校の児童一人ひとりが、この地域の子であって良かったと思えるよう、そして素晴らしい出会いがあるように、先生方や地域の方々と連携しながら尽くしていきたいと思っています。ありがとうございました。

熱中時代http://www.youtube.com/watch?v=a_fDO-1kDfg

記事一覧

コンテンツを表示するにはJavaScriptを有効にしてください。