築捨の排水機
2019年2月12日火曜日まちのこと
▼築捨町(つきずてちょう)地内を回らせていただきました。大垣市築捨町は1丁目から5丁目まであります。面積もかなり広いのですが、世帯数は700近くり、人口は2000人以上となっています。単位自治会としては大垣市最大です。実際に市内の連合自治会の中には、築捨町自治会より人口や面積の小さなところもあります。私が小学生の頃、築捨町から安井小に通っている同級生は、学校まで片道1時間近くかけて歩いてきていました。その成果か、6年生になるころにはとても健脚になっており、マラソン大会などではいつも一等賞であった記憶があります。
▼さて、この「築捨町」の地名の謂れですが、この地を流れる水門川や中ノ江川の“尻なし堤”や“堤を築くために土をどんどん捨てたから”などの謂れがあります。築捨堤という言葉もありますから、いずれにしても水防が語源であると思います。
▼築捨町には禾森町でもないのに「禾森排水機場」があります。禾森というのは築捨からみると水門川上流の地名ですが、なぜ築捨町にあるのに禾森なのでしょうか。同様に、横曽根にあるのに古宮排水機場(古宮は横曽根の上流の地名)というのもあります。これは、禾森の悪水を排水するための施設であるため築捨にあっても「禾森排水機場」という名称がつけられているのです。古宮排水機場も同様です。排水機場は、ひとたび雨が降ると、操作人の方々は水位が下がるまで夜通し勤務となります。何日も家に帰ることができなくなることは珍しいことではありません。本当に大変な仕事です。排水機場についてはまた後日くわしく書きたいと思います。