行方不明者対策②ーGPS~不明者捜索訓練ー
2019年2月9日土曜日まちのこと
▼昨日は、中学生の行方不明の話でしたが、全国的に増えているのは認知症による行方不明者です。
▼群馬県高崎市では、2015年10月から「はいかい高齢者救援システム」を運用し、効果を上げています。これは道に迷う恐れのある人に全地球測位システム(GPS)機器を無料で貸し出すものです。昨年2月までに346台を貸し出し(実働件数262台)で、行方不明届けが出されたすべての案件で保護につながったとのことです。しかも約9割が1時間以内の発見とのこと。このシステムの方法は簡単で、GPSを①靴のかかとに入れる、②ベルトにつける、③お守り袋に入れるの3つのうちのどれかを選択して行います。半分くらいの方が①靴のかかとに入れるを選ばれるそうです。
▼行方不明者捜索訓練は、全国で広がりを見せつつあります。「こんにちは、どうされましたか」と模擬訓練に参加した市民(中高校生から大人まで)が高齢者に声をかけ、保護するものです。行方不明者役の人が街を歩き、メール配信などによって行方不明者情報(年齢や服装などの特徴)を受け、参加者が警察などと協力して探します。①情報が正確に伝わったか、②そのくらいのスピードで伝わったかをチェックし、周辺住民は声掛けする習慣を身に付けます。
▼これまで全国の自治の約240自治体で同様の訓練が実施されているとのことです。大垣市ではまだ実施されていないと思いますが、ぜひ取り入れていきたいものです。
市区町村・地域における取り組み事例
http://www.dcnet.gr.jp/pdf/gyousei/th28_yukuefumei_torikumijirei.pdf#search=%27%E8%A1%8C%E6%96%B9%E4%B8%8D%E6%98%8E%E8%80%85%E6%8D%9C%E7%B4%A2%E8%A8%93%E7%B7%B4%27
徘徊捜索模擬訓練を行いました
http://www.town.toyoura.hokkaido.jp/kouhou/pdf/822_16186937.pdf#search=%27%E8%A1%8C%E6%96%B9%E4%B8%8D%E6%98%8E%E8%80%85%E6%8D%9C%E7%B4%A2%E8%A8%93%E7%B7%B4%27