防災倉庫~災害用備蓄は日進月歩~
2019年2月3日日曜日まちのこと
▼みなさんのお近くにも「防災倉庫」があるかと思います。一概に防災倉庫といっても多種多様で、自治体の防災倉庫もあれば、町内ごとの防災倉庫もあり、また大きさや中に入っているモノもさまざまです。
▼自治会ごとの防災倉庫は、ヨド物置やイナバ物置のようなものから古いコンテナを再利用したものなどいろいろです。また、設置場所も公園の隅っこにあったり、水路上であったり。町内も方々も設置場所には大変ご苦労されているのが見て取れます。
▼大垣市では、各連合自治会ごとに防災備蓄倉庫を設置しております。つまり連合自治会の数と同じ26の倉庫があります。また、水防倉庫については、水防危険個所の近くに設置してあることが多く、全部で51の水防倉庫が設置されています。この水防倉庫の設置及び備蓄については、毎年、申請により補助金が出されています。金額の上限が決まっていますので、自治会では計画を立てて毎年申請されるところが多いようです。
▼市の防災備蓄倉庫については、私も担当していたことがあるのでいろいろと思うことがあります。当然ですが、26か所ある防止備蓄倉庫は同時に建てられたものではありません。毎年1~2棟ずつくらい設置をしていったので、新しいものと古いものでは、約15年ぐらいの開きがあるわけです。当然、倉庫中に備蓄してある資機材や備蓄品については、最新鋭のものから旧式の物までさまざまです。特にトイレなどは、最新式は自動で汚物をパッキングしてくれる機能までついていますが、旧式の物は段ボール製で組み立てるのに何十分もの時間がかかるものもあります。トイレだけでもこのありさまですから、発電機などの機械類はなおさらです。また食料なども現在ではアレルギー対応のものが出ていますし、赤ちゃん用のミルク(液体ミルク)なども日進月歩です。
▼市に、ぜひお願いしたいのは、予算面などでなかなかむつかしい面もあるかもしれませんが、26か所の防災倉庫の設置が完了し、とりあえず連合自治会を一周したので、最初の倉庫に戻り、備蓄品の中身を再点検し、もしあまりにも時代遅れの備蓄品や資機材があれば更新をお願いしたいと思います。当然、水防倉庫についても同様です。土嚢袋などは経年劣化しやすいので定期的な入れ替えが必要となりますし、土嚢に入れる土砂の確保。そして何より、土のうを現場で作るより、毎年5月に開かれる水防工法大会で作った土嚢が約1000袋ストックされているのですから、それを効率的に運べるような車両を確保してもらいたいと願っております。
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