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水防組織を考える~大垣輪中

2019年1月17日木曜日まちのこと

▼以前、大垣市の消防組織について書きました。(http://oida-masakatsu.jp/blog/20190108084800.html)今回は水防組織について書きます。
▼大垣市の水防管理者は誰でしょうか。普通は地方公共団体の長である市長ということになりますが、それは正確な回答ではありません。大垣市(大垣地域)の水防管理団体は「大垣輪中水防事務組合」という一部事務組合なのです(この組合は、大垣市、安八町、輪之内町で構成されています)。ですから、水防管理者は大垣輪中水防事務組合管理者としての大垣市長となります。
では、大垣市墨俣町、大垣市上石津町の水防管理団体はどこでしょうか。これは大垣市が水防管理団体で、水防管理者は大垣市長となります。
よって、水防管理団体がひとつの市で二つあることになり、「水防計画」も2種類あります。
▼では、大垣輪中水防事務組合が、本当に大垣市と神戸町、輪之内町の水防を一手担っているかというと、必ずしもそうではなく、各市町で行っているのが現状です。実際に、水防団を例にとってみると、大垣市の場合は、大垣市消防団が水防団を兼ねています。他市の例を見ると、消防団と水防団を明確に分けていて(条例上も)、消防団を退団したのちに水防団に入られる方が多いと聞きます(ということは、水防団の方が高齢な方が多いということだと思います)。輪中組合の水防団は、本来であれば、大垣市、神戸町、輪之内町で構成された水防団であっても良さそうですが、これも別々の組織になっていて、大垣市は大垣市消防団(水防団)という組織となっているのです。参考までに、大垣市水防団条例というものは存在しませんから、なんかモヤモヤしているというかグレーな感じで、これまでの歴史の流れの中でやっているような感じです。
▼大垣市の水防団の良いところももちろんあります。大垣市が誇れるのは、全国でも例がない「水防工法大会」を毎年出水期前に開催していることです。消防団の「消防操法大会」は全国的にも有名ですが、操法と同じようにキチンとした点数表をつけて、水防工法種目(月の輪工、シート張り工、杭打ち積み土のう工、積み土のう工など)を各分団が競い合います。
▼これから、消防も水防もこれらの課題を一つひとつ整理、解決しながら、より安全安心な大垣市にしていかなければならないと思っています。また、何より、消防団(水防団)は将来において大垣市の各地域を支えていく青年を育成する場でもあると思っています。大事なお子さんをお預かりするのですから、「消防団に入って立派になったなあ」「きちんとした挨拶ができるようになったなあ」と言ってもらえると、こんなにうれしいことはありません。消防団の団員確保については、毎年、苦戦しているのが現状ですが、これからより良い消防団(水防団)組織になるように、微力ながら頑張っていきたいと思っています。
※「輪中」については、また次回。

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