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素晴らしき哉、人生!

2018年12月25日火曜日雑感

▼1946年に制作された『素晴らしき哉、人生!(It's a Wanderful Life!)』は、アメリカではクリスマスの時期に必ずテレビ放映されていると聞いたことがあります。私がこの作品を知ったのはかれこれ30年ほど前の学生時代で、授業で先生が自分の一番好きな作品として紹介され作品鑑賞をしたのがきっかけで、その後、何回も観ています。
▼有名な作品なので、ご存知の方は多いと思いますが、ジェームス・スチュワート演じる主人公ジョージが絶望して橋から身を投げようとします。すると、彼のすぐそばにいた老人の方が先に身を投げてしまい、ジョージはその老人を救います。実は、老人は2級天使クラレンスで翼をもらうためにジョージを救ったのだと言います。ジョージが、「この世に生まれてこなければ良かった」というと、クラレンスはジョージを彼がもし生まれていなかった場合の世界に連れていきます(ドラえもんの「もしもボックス」のような展開です)。ジョージのいない世界は人情も道徳もない世界となっていました。ジョージはたまらなくなって「元の世界へ戻してくれ!」と叫び、再び現実の世界に戻ります。戻ったジョージが、クリスマス・イブのお祝いを待つ我が家へ駆け戻ると、ジョージの窮状を知った町中の人が、寄付金を持って彼の家に押しかけてくるという結末です。この映画は、人の心の温かさを知り、幸福感を得ることができる作品です。
▼世知辛い世の中といわれ、私もときどき寂しい思いをすることもありますが、人の心の温かさを信じて、昨日より今日、今日より明日と少しずつでも良い世の中になるよう頑張りたいと思っています。

素晴らしき哉 人生!
http://chupki.jpn.org/archives/2200
 

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