もう一つの義士祭
2018年12月15日土曜日雑感
▼昨日のブログで「赤穂浪士のように大願成就を!」と四十七士を褒めたたえましたが、「でも吉良側のことも書かないといけないかな」と思っていた矢先、読売新聞朝刊に吉良側に関する記事があったので紹介します(写真)。▼墨田区両国本所松坂公園で、赤穂浪士討ち入りによる双方の犠牲者を供養する「義士祭」が開かれたそうです。ちなみに、同公園はかつて吉良邸があったところで、1951年から毎年、地元自治会が開いているそうです。とかく悪者にされがちな吉良上野介ですが、実は名君であったとも伝わっています。
▼さて、この件もそうですが、例えば、円柱は正面からみれば長方形で、真上から見れば円、両方の角度からから見て、初めてそれが円柱であることに気づきます。ひとつの視点からでは見えるものは限られますが、複数の視点から見ることで、新たな発見もあります。ひとつの出来事でも、時間や立場を変えてみると、違う様相に見えることがあると思います。ひとつの出来事を、さまざまな人の立場や気持ちで考えるように心がけていきたいと思います。