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この世は舞台、人はみな役者

2018年12月1日土曜日雑感

▼明日(12/2)、大垣市スイトピアセンターで「親子で人形劇・手品を楽しむ会」が開催されます。このたび、お誘いいただき、びっくりばこというグループによる「ピノキオのぼうけん」に出演させていただくことになり、日々、稽古に励んでいます。
▼舞台で演じるのは実に18年ぶりのことですが、私は役者として舞台に立った経験から、いろんなことを学ばせていただくことができました。まず、大勢のお客さんの前で、何かを演じるということはかなり勇気が要ることです。しかし、何度か場数を踏むことによって、いわゆる“あがり症”を克服することができました。
▼また、人前で演じることは自分の殻を破るきっかけになります。自分とは違う人間を演じるには、その人物にふさわしいしゃべり方、からだの動き、思考、感覚を身につけなければなりません。こうして“自己表現”することによって、コミュニケーション力、集中力、感性、そして協力し合ってひとつの舞台を創り上げる作業を通じて、協調性などを磨くことができるように思います。
実は、どもたちにこそ、演劇を通じて社会で生きる力を育ててもらいたいと思っています。ちょうどいま、小学生の息子に何かクラブ活動的なことをやらせたいと考えているところですが、“演劇少年団みたいなのがあればいいのに。”と思ったりもします。
▼シェイクスピアは戯曲『お気に召すまま』で、「この世は舞台、人はみな役者だ(All the world's a stage , And all the men and women merely players.)」との名セリフを残しています。人生そのものがドラマであり、いま存在する場所は舞台で、だれもが役者なのかも知れません。

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